暦の上では早くも立秋を過ぎましたが、秋とは名ばかりの暑い日が続いております。
お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、今回は 『 人 を 想 う 事 』 についてお話をさせて頂きます。

先日、弊社に設備不具合の連絡が入りました。
この連絡が、私にとって非常に勉強になり、且つ改めて人を想うことが重要なんだと実感した出来事となりました。

入居して直ぐに、「給湯器から水漏れ」「ガスコンロが点火しない」といった設備トラブル。
つまり、「お湯が使えない」「料理が出来ない」といった生活に支障をきたす内容です。
その時、電話連絡を受けたスタッフがお客様が今どういった状態にあるかを考えずに、ふいに発言した言葉によってお客様の信頼は無くなってしまったのです。
数日後にお客様が悩んで、再度電話した際に、私が取次をしました。
私は電話を受けた瞬間に、「不便な生活を過ごさせてしまって申し訳ない」と、すぐに現地に駆け付けました。

その際に、コンロに不具合があって料理できないのであれば「卓上コンロ」を購入して渡さなきゃ！っと思い、
購入してお客様にお渡しをすると、怒っていたお客様は、「良くして頂いて感謝します！！」とお礼の言葉を・・・。
後日すぐに給湯器も修理し、コンロも新規交換をして通常の生活が出来るようになりました。

その状態が「通常」のはずが、お客様からは感謝のメールまで頂く事になりました。

ちょっとした事ですが、「相手を想う気持ち」をもって行動する事で、マイナスはプラスに転じるのだと実感をしました。
これは弊社にとっては、とても恥ずかしいお話ではありますが、スタッフ全員が「人を想う気持ち」を持つことで、会社全体が成長すると思い取り組んでいきたいと考えております。

この一件以降、スタッフの口から「今の発言、相手を想えてる？」なんてお互いで確認するようになり、少しづつですが浸透してきたと思います。
それによりお客様からも今まで以上に「感謝」のお言葉を頂く機会が増えてまいりました。

これは、私たち不動産業界だけではなく、生きていく上ですべてに通じる事ではないかと思います。
このように、想いやる気持ちをスタッフ全員が持った会社になれるように、自分自身も気を付けていくと共に、
皆様とご縁があった際に、スタッフみんなを「温かい」と思って頂けるように努力していこうと思います。